被写体の“しわ”や“きず”を目立たなくするほか、コントラストを抑えたクラシックなトーンをつくるフィルタです。このフィルタは画像全体をぼかす効果がありますが、フォーカスのキレにはほぼ影響を与えません。これはフィルタに含まれるシュナイダ独自の数百ものマイクロレンズレット配列に依る物です。

２枚の光学ガラス(A)に挟まれているのが精密なマイクロレンズレット(B)です。光線(C)がそれぞれのマイクロレンズレットの間を通過する際(D)のように回折して“ぼかし”効果を生みますが、マイクロレンズレット以外のところを通過する光線(E)は影響を受けません。これによりフォーカスのキレはそのままに“ぼかし”効果を追加できます。この効果をシュナイダーインフォーカスディフュージョンと呼んでいます。

※nac説明文より